向日葵を君に。

「楓くん」

「なに?」

「ありがとね」

「何が?」

楓くんは笑った。

「ううん、何でも」

「何だよ…」

少しふてくされたような声が聞こえる。

「あ、」

「次は何」

楓くんはまた笑った。

「今度の日曜さ、空いてる?」

「え?」

「あたし、楓くんとデートしたい」

「…え?」

楓くんは驚いたような顔をしてるって、声だけでわかる。