中学2年の夏休み。


まだ受験とか考えてなくて、
遊びに集中していた。


中1からしている
メイクは、自分なりに
研究を繰り返して上手くなり、
見た目は高校生ギャルくらいの
年齢詐称ができるぐらいだった。


そして、いつも通り
メイクをし、露出しまくりの
服装でいかにもギャルだった。


友達とばいばいして
一人、家に帰っていると


男の人に声をかけられた。


「ねぇねぇ。君いくつなの?」

『16だけど。』

あたしは年齢詐称した。
いつもそうだ。

その男はあたしの手を握った。

『離してよ。』

振りきれない。
男が握る力は
徐々に強くなっていく。


『離してってば!』


そしたら、
なんかのマンガみたいに
助けが来た。


そいつが、
あたしの人生を
狂わせる張本人。


洸太との出会いだった。