「どうしよう…」


気持ち…伝えるべきかな?
そうしたら今までみたいに関われないかもしれないと思うと
勇気が出せないでいた。


♪〜♪〜


「電話…?知らない番号…」


ピッ


電話には出てみたが無言。


一分後


「って何で喋らないんです?実紅?」


口調は学校のときと同じなのに呼び方は二人きりのときの呼び方だ。
熱があったしボケているんだろう。


「…何で番号知ってるんですか?」


「それは秘密ですよ。さっきはあんな風に出て行ったので悲しいですよ?」


「ごめんなさい。恥ずかしかったので」


正直に言った。素直に…なろう。