「っ!?」

苦虫を噛んだような顔になり、悔しそうに顔をしかめた。

「津茱は平気なんだ?
大好きな……大好きな龍が忘れられていくんだよ!?」

軽蔑したよんな目でみられ、なにもいえなくなってしまう。

「忘れて欲しくないの……龍は……確かに、この間まで生きてたんだよ!?なのに……誰も龍が死んだことを気にとめない。なんで……なんでなの!?」

「友莉……そうやって、いつまでも逃げ続けるの?」

「なっ!」

「そうやって、いつまでも逃げ続けて何かいいことでもあるの?」

「…るさい。」

「え?」

「うるさい!!帰って!!」

布団から起き上がり津茱を外に追い出した。