「っ!?――ハァハァハァ」

(また……この夢……。)

「……っ…りゅっ…う…。
なんっ……で…。」

涙が溢れ出し、枕に顔を埋めて泣きくずれた。

「っ…りゅ……う……。」

コンコン
―――ガチャッ

「っ!?」

いきなり開いたドアに驚き、布団に入った。

「友莉?起きてるか??」

微かに布団が動いた。

「よかった。今日は学校行くか?」

ホッとしたような表情をみせて、優しい声色で話しかける。

「行かない。」

「一緒にいてやるから。
なっ?一緒に行こう。」