蓮見の声はちょっと苛立っているように聞こえた。



「後悔しなければいいの、世の中は」


「じゃあ先生は絶対に後悔しないんですか?」


「当たり前でしょ?」



蓮見はポッドを持って立ち上がり台所に行こうとする。



「でも先生後悔しそうな顔ですよ」



すると蓮見の動きが止まった。