草宮はぽかんとする。 「別に平気だし」 「そうです、名央さまにはお母さまに会わせたかっただけです」 「けどお前らあのジジイの家まで行って…」 「いーの!」 あたしは草宮のおでこにデコピンをした。 「いだ!」 「何回も言うけど草宮には笑顔になってほしいから!」