「いい加減にしろ!!」 あたしは声を荒らげ、部屋に響いた。 「さっきから何暗いことばっか言ってるのさ!!」 「乃香…」 「あんたあたしと出会ったばかりのころ覚えてる?」 先生しか信用してなかったあの時。 草宮はこう言ってくれた。