この場所で過ごして 4




なんでこんな自分なんかに…



『名央』



母さんは笑っていた。



『名央はあたしの大切な家族よ』


『母さん…』


『名央は名央でいいじゃない、お母さん名央のこと嫌いじゃないよ』



母さんは俺を再び抱きしめてくれた。