「大田…」


「蓮見先生の好きな道に行かせてください!」


「顔を上げなさい」



あたしは頭を上げる。



「加織、お前はちゃんと続けられるのか?」


「限界までずっと続ける」


「ほほう、そうか…」



蓮見のお父さんは背を向ける。