「あーあ、終わっちゃったのか…」



蓮見は講堂を見渡す。



「もう…、来れないのかもしれないんだね…」



蓮見の声は悲しそうになる。



「大田、あたし後悔するなって言ったよね?」


「え、はい…?」



蓮見は天井のほうを見上げる。