そうだよ。


蓮見を戻すためにあたしたちはああやった。


でも…



「蓮見の人生は蓮見のあたしたちが決めることなの?」


「は?」


「蓮見のことは蓮見が決めるんじゃないの?蓮見が好きなようにすればいいんじゃないの?」



蓮見のお母さんの言葉を聞いてあたしはそう思った。