どんなのがいいんだろう?

「どんな服がいい?」
「……。」


無視。


「……何でもいい……。」

マジ!?
一番困るわ……。


あっ、そうだ!!



「あの、すみません。」

「はい。どうなされましたか?」
「この子に合う服ありますか?」
「はい。分かりました。こちらへ。」


「行こう。」

―――――コクッ―――――



それから、子供服の場に……。

「どんな服がよろしいですか?」
「えっ!シイナどんな……のが………って。」


―――――キラキラ―――――



視線がキラキラだ……。

「大丈夫です。ありがとうございます。」

「いえいえ。」


せっかくだし、いっぱい欲しいな。
そうだ!!

「シイナ、ちょっと電話すんな。」

「わかった……。」


【もしもし、あぁ。いいか。おぅサンキューな。】


よし!


「……誰に…電話……?」

「あぁ。そのうち、分かるよ。」
「……?」

分かんないって顔。
まっ、すぐ分かるよ。
にしても、またキラキラさせてるよ。


さっきの店員さんいるかな。

「あの、またすみません。」

「あっ、はい。なんでしょう?」
「店長はいますか。」

「あっはい。どうかなされましたか。」

「いえ。お話が。」

「分かりました。こちらへ。」

「行くよ。」

「うん…。」



さてさて、許可も出だし。