私は慌てて外に出ると、昌磨の後ろにまわって、 「ごめん…私……ングッ…。」 謝り始めたら、昌磨に口を塞がれたしまった。 「シッ!!夜中に…。声が響く…。」 と、昌磨は人指し指を私の目の前で立ててきた。 私が頷いてみせると、昌磨は、 「ゴメンな。」 と、私の口から手を離し玄関に歩みを進めて行った。 私は、そんな昌磨の後についていきながら考えていた。 この不思議な運命を…。