〜〜華央璃side〜〜 「華央璃ちゃん…着いたよ…。」 私は、その声に目を覚まし、ふと顔を声が聞こえた右に向けた。 すると、私を見下ろす男性の顔が暗がりの中にあった。 咄嗟に平手打ちを男性の頬にお見舞いして…。 「誰!!私を…。」 ここまできて、私の脳の方も醒めてきた…。 「もしかして………昌…磨…なの!?」 こんな私のやらかした〜状態の台詞に、私に打たれた左頬に手をあてながら昌磨は、コクッと頷いて車外に出た。