たぶん…、こんな事を言わなくても妹の香織ちゃんを私に重ねている昌磨は、何もしてこないだろうし…。 たとえもしも…。 そう、そうなったら仕方ない…いや、それならそれでいいと思っていたから…。 どのみち、これから一つ屋根の下なら…。 そう開きなおった私は、背後であたふたする昌磨の気配を楽しみながら、意外にも早くに寝入る事が出来た。 ただ、この数分の事が昌磨の分岐点になっていただなんて思いも知らずに…。 〜〜華央璃side fin〜〜