「そんな笑いは…するんだ…。」 と、呟く華央璃ちゃんは後方に僅かに見える、九州の灯りを見つめていた。 華央璃ちゃんの質問には答えずに、 「大丈夫?やっぱり離れたくなかった?」 と、隣に並んで同じように後方見つめた。 「ずるぅ〜。」 聞こえた華央璃ちゃんの小声は聞こえないフリをした。