「ドラマね・・・」


モデルの仕事だけでも、忙しいのに。
ドラマなんてされたら・・・



ますます、お互いに過ごせる時間が少なくなる。



「このまま…美古さんにドラマに出てもらってリントに近づき、親しくなって、ウチの秋の新商品のCMのオファーを」



「話題にはなるが…」


「他の会社も水面下で既にリント争奪に乗り出しています…。ウチも早く参戦しないと」


俺よりも、栗原の方が世の中の動向をいち早く見据えていた。
栗原は本当に頼りになる秘書だ…



「そうだなードラマのオファーは断らないように美古に言っておく」


「お願いします…」