高校に入って、リアル重視に生きていた私はいつの間にか…ダイスキだった『OZ』のファンもやめていた。



アイドルだってキレイな御託を並べていても所詮私たちと同じ人間。


欲望だってあるはず・・・


ましては10代の男なんていちばん危ない獣。


私はどうでもよくなっていた・・・



自分の夢も未来も何もかも…

一人の人間を殺した時から…何処か私の人生の歯車が狂っていた。



そして、二度目の妊娠。


母にも黙って、当時の彼氏に付き添ってもらい…中絶。

もう…子供は産めないんじゃないかと思った。