エレベーターでいっきに部屋まで上がる。


身体は既に熱を帯びていた。
鼓動も高まり、昨日の夜に続いて、トーマと甘い夜が過ごせる。


私のブログが齎した奇跡。
明日も書けば、その明後日も…こうして過ごせるかな?



部屋の階に到着。

一瞬、ふゎっと身体が揺れ、足元を崩す。
でも、私の身体の後ろに立つトーマが受け止めてくれた。



「ありがとう・・・」


「…大丈夫か?」



二人でエレベーターから降りて、部屋までトーマがエスコート。



部屋に入ったとたん…トーマは私を強く抱き締める。



「トーマ…」


私もトーマに強く抱きつき、彼の匂いを吸い込む。