「ママになれたのはトーマが支えてくれたからだよ」



「お前は気が短い…俺がどれだけ…お前を励ますのに苦労したコトか…」


「うるさいわね…色々とあるのよ…」



「そうだ…デジタルカメラ持って来たの…忘れてた…」



俺はポーチからカメラを取り出す。


「私なんて毎日、ケータイで撮影してるよ!!見る??」


「見せてくれ」


俺は美古のケータイで撮影された辰真の写真を見る。



俺と美古の間に舞い降りた天使は…小さく、頼りなげだけど。


その存在は…とっても大きい…。


   END★