「たくっ~」


本当にマジでコイツは小悪魔だ・・・



俺の目の前で、美古は俺のケータイでブログを書き直す。


俺は修正した文章に目を通した。



『トーマが二人のヒメゴトは書くなと怒ったので…今日のブログは削除するコトにしました。ゴメンなさい><・・・』



また、余計なコト書きやがってーーー・・・



「これでいい?」
美古は俺を上目で申し訳なさそうな表情で見つめる。



「ああ~」
俺は美古の上目に負けて、折れた。



俺の心を動かすのが上手い女。