俺と麻古が結婚。


俺が麻古にプロポーズしたのは、もう7年も昔。

子供3人位生まれてるのかな?



「結局、澪生は会社員よりも画家が合ってるみたい。毎日、子守しながら絵を描いてるわ…今度…個展があるの。チケット、貰ってくるから、観に来て」



「ああ~」



「美古から聞いたわ…子供の話…」


「そ、そうか・・・」


麻古に早速、美古のヤツ、話してるのか…



「まぁー…ちゃんと治療すれば、子供を授かるコトだって出来る…心配ないさ」



「私と澪生は子供には恵まれたからね…麻生(マオ)を無事に生まれたのはトーマのおかげだよ」


「麻古?」



「会社の一大プロジェクトで、躍起になってた私。お腹の中の子供よりも仕事を選ぼうとした私をトーマが必死に説得してくれた…」



俺と麻古は海外で一度、一緒に仕事をしたコトがあった。