彼氏は可愛い年下系

なんでって聞き返そうとしたけど、それを遮られ、さらに圧力をかける言葉を言う。




「別れなかったら、今すぐボコるから」




あたしの大嫌いな言葉、ボコるからを言われてしまった。




一瞬背筋がゾクッとした。




悠希君をとるか、自分をとるか。




究極な選択だった。




「ねー早くしてくれない？」



「っ………」




もう、最低だった。




少し頭の中で整理する。




浮かんでくるのは、……悠希君しかいなかった。




口をぎゅっと噛み、




「別れる気、ないから。脅しにのるわけないでしょ」




覚悟を決めた。