彼氏は可愛い年下系

クスクス嘲笑いをする子達を見て、わかった。




これは、ハメられたとしか思えない。




それが怖くてしょうがなかったけど、平然な姿を装った。




「先輩、やっぱりきましたね?」



「じゃあ帰るよ、バイバイ」




その場から逃げたくて、適当に言葉を言い、帰ってみた。




「っ、逃げんなよ!」



「!?」




完治していない足にはキツイ仕打ちだった。




後ろから腕を引っ張られ、地面に転がる。




「いったいなぁ……」



「うっせーんだよ。悠希君の彼女になりやがって!」



「…そんなの、あたしの勝手でしょ?」