捻挫して三週間。




ついに、ついに痛みも引いてきた!




やっぱり部活をやってないからか、怪我の治りが早かった。




少し楽になった右足は、普通に歩けるようになった。




「祐希ー!聞いたよきいたよっ!あのさ、」



「千穂、静かにしないと怒られるよ?」



「あっ……、そうだー!って、あれ?そうだっけ……」



「嘘だよ」




千穂の迫力はいつも通り凄かった。




壁によりかかり、千穂と話した。




「悠希君と付き合ってるの!? あたしビックリしちゃった! 祐希がまさかー、って思って!」



「あ、まぁ……。自分から告ってしまい…」