いきなり話しかけられ、いきなり自己紹介。




綺麗すぎる顔が近い。




けど、颯で慣れているからどうもしなかった。




「颯の姉ちゃんと喋ってみたかったんです!」



「ありがとう……
けど、期待はずれじゃなかった?あたし颯とあんま似てないし」



「全然!俺、マジで嬉しいです!すっげぇ綺麗だし」




お世辞が上手い後輩だな、と苦笑した。




ありがとう、と一応言う。




これで会話が終わると思った。




「宮先輩、颯人好きっすか?」



「颯?」




颯の話をされ、なんとなく反応した。




颯が好き?




……そんなの、当たり前じゃない!!