彼氏は可愛い年下系

「怖かった、よ……」



「ごめん……」




あたしを抱きしめる力が、ギュッと強まる。




怖いよ、けど、悠希君が側にいてくれると、大丈夫なんだよ…。






「…祐希奈、大丈夫?寝る?」



「あっ、大丈夫…。今は、こうしていたい」




あたしの部屋でずっと抱きしめてもらえると、安心した。




「…ね、どうして悪い予感なんて、したの?」



「ん?俺の愛の力かな?なんちゃって」



「ハハッ…」




悠希君は、あたしを頑張って笑わせようとしてくれる。




それすら、愛しく思えた。




「…沢村先輩が、電話してきたんだ。祐希奈の事」



「沢村君、が?」