彼氏は可愛い年下系

「……ごめん、ごめん!俺、もっと早く電話かけてれば……!」




嘘、でしょ。




なんで、あたしを責めないの?




悠希君、なんで自分を追い込むの…?




目の前で、深く頭を下げられる。




あたしが、悪いのに…。




「あたしが、悪いんだよ…?」



「違うよ…!俺が、悪いのに……」



「そんな事、ない…。お願い、だから…」




言葉を続けようとすると、ゆっくり、悠希君はあたしの頬に手を伸ばしてきた。




今にも、泣きそうな顔。




「悠希、君…」



「俺の事怖く、ない?」