「……やめ、て…」




その声も、言葉さえも伝わらない。




あたしの体は、震えていた。




恐怖心を抱いていた。




一樹君は、たくさんの子と、気持ちもなしに今までやってきたの…?




あたしも、その子たちと同じなの?




一樹君、どう思ってるの……?




「あ……、やめ…」




声が、掠れる。




一樹君がどんどん、侵食していく。




最初は、もう諦めかけていた。




けど、……無理だよ。




悠希君以外の人に、触られたくない。