警戒しながら、家の中に入っていった。




「水か炭酸どっちがいい?」



「水で…」



「ん、分かった」




リビングに呼ばれ、昔よく一緒にいたソファーに座る。




キッチンの方へいく一樹君を見て、感情が湧かなかった。




あたしは、どうしたらいいんだろう。




「ん」



「あっ、ありがとう」




コップを渡してもらい、緊張しているせいか、一気飲みをした。




「なんで一気飲みするん?」




笑いながらあたしの隣に座る一樹君。




「アニメ、見る?そっちのが、いいでしょ?」



「えっ、あ、うん。じゃ、映画見ようかな」