彼氏は可愛い年下系

その言葉にさらに動揺する。




沢村君は、ずっと立ち尽くしていた。




家なんて、駄目だよ。




あたしには悠希君がいるし、…そりゃ一樹君が変な事をするわけでもない。




ただそれ以前より、あたしを否定してきた、一樹君のお母さんに見つかったら危ない。




泣いてあたしと一樹君を別れさせたほどなんだから。




「……母さんも、いない」




あぁ、あたしの思ってること見透かされてる。




が、会話に全く入ってこなかった沢村君が、口を開ける。




「それ、…今宮が付き合ってるヤツに悪いだろ。いくらなんでも、二人きりって」