彼氏は可愛い年下系

嬉しかった。




笑ってくれるというのは、こんなにも気持ちが良くなる事なんだ。




あたしも頑張って笑う。




すると、一樹君はあたしの手を掴んできた。




いつもみたいに、顔を赤く染める。




あたしから、キスをした。




「……離れたく、ないよ」




一樹君にぎゅっと抱きつき、目を閉じる。




今日は、ていうかこの先ずっと、叶うならば一樹君と離れたくはない。




そんなの、無理だって分かってる。




だから、今甘えたくなる。




どんな状況にさらされているかは、あたしが知っているはずなのに。