彼氏は可愛い年下系

そんな画面を確かめると、すぐにケータイを閉じる。




待って15分くらい、一樹君の着信が、鳴った。




【どしたん?】




そう、ストレートに聞かれると、なんて返せばいいか分からなくなる。




【一樹君と別れてって、一樹君のお母さんに言われちゃった】




一番言いたいことを伝える。




指の震えを押さえながら、送信した。




【なにそれ?俺はやだよ


祐希奈はどうすんの?】




あたしに、そんな質問されると辛い。




最初は、「仕方ない」って打っていた。




けど、無理だった。




あたしは、一樹君から離れる事はできない。