だけど、気持ちが少し軽くなった。




手を握りしめる。




「…お風呂、颯が先に入っていいよ」



「あんがと。じゃ、入るよ」




リビングからでていき、自分の部屋に戻っていった。




ケータイを開き、電話帳を見てみる。




……メール、してみようかな。




今日の事を相談したいし、な。




「……よし」




病院だから、メール返ってくるか分からないけど。




【相談したい事があるんだけど、いいかな?】




簡潔にまとめ、送信ボタンをゆっくり押した。




〔送信しました〕