あたしはつい「いいよ」と言ってしまいそうになった。




こんな可愛い悠希君を目の前にしてたら、仕方ない。




けど、けど……、それより辛いのは痛い視線。




どうすればいいんだ……。




「……本当にあたし1人で大丈夫だから」




やっぱり、恨まれたくはない。




そう思ったから、悠希君に断りながら歩いていった。




虚しい…、ていうか、めちゃくちゃ悲しい。




もっと一緒にいたかったけど、やっぱ無理か。




下を向いて、ため息ばかりをつく。




悠希君との世界の差を感じちゃったなぁ。




やっぱ、可愛い後輩君だ。 人気者な。