「二年になったらさ、」



「ん?」




三島と帰っている最中、なんとなく雑談して帰る。




付き合ってる感覚がないから、手も繋がないけど。




ちょいリア充なあたしだった。




「二年になったら色々と頑張る!」



「ピッチャーなんなかったら怒るから」



「怖いなー。けど、頑張るからさ、その」



「ん?……珍しいね、どしたの?」



「充電してるー…。疲れたし」



「そか」




三島は珍しく、ていうか初めて、あたしを抱きしめてくれた。




冷静なふりしてるけど、心臓がバクバクしてる。




ちょっとだけ、進展した日だった。