「ごめんね…、保健室行ってくる」



「どうしました?
頭痛ですか?腹痛?熱?風邪?!」



「色々、うん、色々」




苦笑いをしながら、悠希君に小さく手を振った。




「俺も行きます!」




……えええ?!待って。




そんな言葉を想像していなかったから、悠希君を凝視する。




「悠希君大丈夫! あたし、1人で行けるから! だから大丈夫!」



「そうですか?
……けど、俺も着いてきたいです」



「む、む……」




本当は、嬉しくてしかたない。




悠希君が可愛くて仕方ないし、もうキュンキュンなのに。




無理なんて、言えない…!