彼氏は可愛い年下系

ずっと同じ素振りで、あたしはうずうずしていた。




「あの、」



「?危ないすよ」




気づけば、声をかけていた。




不思議そうな顔で見られる。




「その素振り、ストレートを意識してやってるの?」



「え、…うーん、まぁ」



「あ、そか。インコースじゃなかったか。インコースだったら、ちょっと直した方がいいとこあったけど」



「え、マジで!?」




さっきまで聞く気もなさそうな顔していたのに、いきなり話しに食いついてきた。




あたしは、お父さんに昔教え込まれたようにいう。