え、何言っちゃってるの?




きょとんとした顔で、颯を見つめる。




「颯の次に好きだよ。悠希君、可愛いしさ」




笑ってそう言うと、




「え、祐希ってブラコンだったん!? 俺、シスコンじゃねーし」




あらかさまに、颯に引かれてしまった。




悲しい、悲しすぎる。




颯を大好きなあたしからすると、今までで一番ショックだった。




「ま、いーや。俺も祐希好きだし」



「は、颯ー…!」




颯は優しく笑い、あたしの頭を叩いた。




あぁ、ブラコン度また上がった気がする。




案の定、次の日からまたさらに、颯を大好きになった。