彼氏は可愛い年下系

女の人がそう叫び、あたしを指差す。




「だいたい…さっきからなんなのよぉ!一人の女の話しばっかりぃ!さっさとしてよぉ!」




一人怒って、一樹君の腕を引く。




だけど一樹君は、それを振り払った。




「今はこっちが先だから」



「なっ!…じゃあもういい!」




女の人は怒って、ケータイを取りだし大きな声で愚痴を言う。




そんな所を見て、ポカンとしていた。




「……祐希奈、いつからいたん?」



「あ、今さっき…。悠希君の声が聞こえたから」




チラッと悠希君の方を見る。




一樹君は、少し笑った。