悠希、君。




なんで、こんな時間に…。




覗いていくと、違う人影も見えてきた。




一樹君と、…女の人?




そんな状況を見ていて、意味が分からなかった。




「てめぇ、祐希奈はどしたんだよ!?」



「………」



「何とか言えよ…!」




悠希君はいつもより怖い顔をして、一樹君の胸ぐらを掴む。




一樹君の表情は、なかった。




「ちょっとぉ。君、なにか勘違いしてなぁい?」




むだに語尾を伸ばす、一樹君の隣にいる女の人。




多分、高校生だ。