幸せにばかりなり、ぽわんとした空気に包まれる。




「祐希?」



「あっ、何ー颯?」



「あんさ、悠希がメール超喜んでたよ?」



「え、ウソ?マジ?」



「メール見る?」




悠希君が、喜んでくれるなんて。




う、ウソでしょ! あたしのが喜んでいたのに。




【颯人ありがと!


祐希奈先輩からメール来た!


めっちゃ嬉しいわー】




ま、マジですか。




嬉しい言葉が並ぶのを見て、幸せになった。




颯にガッツポーズを見せる。




「何、悠希好きなん?」




戸惑った顔で颯は聞いてきた。