三キロ減なんて、おかしい。




スポーツやってるのに、駄目じゃん。




そんなお節介をいいたかった。




言えなかった。




「あたし、と喋っていいの?」




一番の疑問を、聞いてみる。




「うーん。だって友達の姉ちゃんだし!」




そう言い、明るい笑顔を見せた。




友達の姉ちゃん




そっか、そーいう関係だもんね。




「…あたし、お茶買ってこないと。じゃ」




なんとなく、その場を離れたかった。




彼女じゃないって実感させられるから。