彼氏は可愛い年下系

「宮ー失恋したん!?」



「え、まぁ」




ケータイをチェックしてると、うちのクラスの男子がそう聞いてきた。




「ちょ、男子デリカシー無さすぎ!」




そう気を遣ってくれる女子。




「大丈夫。あんま気にしてないしさ」




笑ってそう言った。




それほどまで傷が癒えてきた10月。




もう、音沙汰はなくなっていた。




1ヶ月も前の事を今聞くなんて、情報網遅いな。




なんて、考えられる余裕があった。




「お前ら、んな事宮に聞いてんじゃねーよボケ」