いつも通りに仕上げた文面。




ただ、大好きな絵文字を使わないから、妙に寂しい感じもした。




重い指で送信ボタンに置く。




〔送信しました〕




呆気なく、悠希君への初・メールを成し遂げた。




一気に肩の力が抜ける。




後輩相手に、しかも颯の友達にこんなに気を使うとは…。




もう、寝たい……。 重たい瞼が閉じていく。




♪〜 ♪〜 ♪〜




返信速くない?




ガバッと起き上がり、ケータイを開く。




悠希君、からだった。




【メールありがとございます


めっちゃ嬉しいです!】