千夏は笑いながら抱きついてきた。




「じゃ、宮と沢村、直ちに四組いけー」



「「はっ?」」



「ハモんなよ。あとの人はこれで解散!」




イエーイ、とクラスは騒ぎだした。




なんで、四組なの?




てか、え!? 帰っちゃ駄目なの?




「どうして俺行かなきゃ駄目なんだよ?」



「委員長も行くから。特別会議ー!」



「……む、むり」




会議、なんてあたしは好きじゃない。




「ま、宮行こ」



「あっ、うん」




沢村君はあたしの肩を叩き、下を指差す。




仕方ないよね。沢村君もやなんだし。