変なの、と思いながら、ケータイを閉じた。




悠希君のベッドの中に入り、寝転がる。




さっきまで眠かったからか、すぐに瞼が重くなった。




寝たら、全部忘れそう。




「あー…、って寝るのはや」



「悠希君。ごめん、眠くて」




悠希君が部屋の電気をつけ、眩しかった。




ぬくっと起き上がる。




「あ、いーよ。寝なよ?結構遅い時間だし」



「なんか、ごめんね。お休み」



「ん、お休み」




なんか、その場で直接「お休み」って言えるの、幸せだってわかった。




なんにも気にせず、寝ていた。