「あ、あたしなんかでいいなら……」



「うん、祐希奈ちゃんが良い!一番奈央から可愛いって聞いてたんだー」



「日比谷先輩が?」



「うん。それに、性格もいいっと聞いてた!」



「……あり得ない」




口元を手で押さえ、不思議と日比谷先輩を見る。




相変わらず顔立ちは良いのに、チャラい見た目。




そんな日比谷先輩にあたしはいっつもバカにされてたのに。




そんな事、言うわけない。




「……一緒にピザ食わない?」



「あっ、すいません。ありがとうございます」



「良かった。なにがいっかな〜、チーズ苦手?」