二人で少し笑い、時間を見てみた。




後三時間くらいだ。




ま、頑張るかぁ。






「宮、行こう」



「行こ行こ」




制服のまま、沢村君と行く事にした。




髪の毛を手ぐしでとかし、整える。




すぐ近くの所だから、そこまで時間がかかる訳じゃなかった。




「日比谷先輩いきなりどしたんだろーな?」



「分かんないなー…。なんか考えがあるんだよ、日比谷先輩だしさ」



「だな。あー俺帰りてぇ」



「ちょっ、あたし置いていかないでよね?」



「どーだろ」




困った表情をしてみると、沢村君は面白そうに笑う。